コナコーヒーとハワイの日系移民

ハワイ諸島にコーヒーが伝来した時期は諸説ありますが、私が調べたところでは1828年にコナにコーヒーが伝来して1841年にケアラケクア地区で2つのコーヒー農園が開園されました。その後、コナでのコーヒー栽培が盛んになっていくのです。

私のコナコーヒーの師匠であるワイアハリバー農園は、1890年に祖父母がコナコーヒー栽培を始めました。元はコットン栽培とサトウキビ栽培をしていた場所でコナコーヒー栽培を始めました。 他の方からも伺ったのですが、コナではコットン栽培とサトウキビ栽培が盛んだったようです。

多くの日系移民は、サトウキビ農園に契約移民としてハワイに渡っていました。 日系移民の出身は九州地方が多く、出稼ぎに行くといった感じで言葉も文化も違うハワイに来ていたようです。
サトウキビ農園での労働はとても過酷で、賃金は低く働いても働いても生活は豊かにならなかったけれど、忍耐強く必死で働き日本にいる家族の為に送金していました。ハワイに出稼ぎに来ている日系人が日本への送金がスムーズにいくように後に日本の銀行がハワイに支店開設したのです。

コナで日系移民がコーヒー栽培を始めたのは、サトウキビ農園での契約期間(2年、3年)を終えた後に、コナに移り白人経営者のもとでコーヒー栽培に従事してからのことです。
日系移民がコーヒー栽培に従事した頃には、既に中国、ポルトガル、フィリピン、韓国、プエルトリコからの移民、ハワイ人が白人経営者のもとでともに、溶岩だらけの険しい山肌にコーヒーの木を植え、完熟した赤い実だけを手で摘むといった骨の折れる農作業を延々と繰り返しました。
言葉も文化も異なる様々な国からの移民とハワイ人たちは、「ALOHA」を共通の価値観として大切にしながら、それぞれの多様な文化を尊重し融合していきました。ハワイならではのプレートランチは、そういった労働環境の中から根付いたのです。コナコーヒー農園だけではなく、サトウキビ農園、パイナップル農園などハワイの農園では、先に書いた国々から移民が来て働いていました。昼時には、持ち寄ったお弁当を皆で分け合っていて1つのプレートには各国の家庭料理を乗せて食べていたことから、プレートランチが定着したそうです。 「これ食べてみて。」「これも美味しいから食べてみて」といった具合に皆で持ち寄って食べていたのが始まりなのですね。

話がちょっとそれてしまいました。。。。。

その後、コナでのコーヒー栽培はとても盛んになりましたが、1899年に世界にのコーヒー市場が大暴落をし、多くの農園経営者がコーヒー栽培から離れていきました。その際、忍耐強く、労働を惜しまない日系移民はそれをチャンスと捉えて、3エーカー、5エーカーの見放された土地を、年間30ドルの賃貸料とコーヒー収穫量の一部を納める条件で借りました。昔は日本の稲作農家でも田植え時期、収穫時期には学校も休みとなり子供も親戚も含めた家族総出で農作業をしていたように、コナでも日系人の子供たちの夏休みはコーヒーの収穫期(9月〜12月)になり、朝から暗くなるまでひたすら赤く完熟したコーヒーの実を手摘み収穫しました。

勤勉で努力を惜しまない日系移民農家は、農業の知識、知恵の全てを注ぎ込みコナコーヒーを育てました。そこには、コナコーヒー産業の成功と発展、日系移民の成功と発展をコーヒーの木に成る赤い実に想いと夢をかけていたと。 私が読んだ日系人とコナコーヒーにまつわる本にこのような一句がありました。 『珈琲咲く、明日への明るさよ』

こういった努力や想いが花開き、実り、コナコーヒーは高品質なコーヒーと認められ、現在の価値が築き上げられたのです。

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ワイアハリバー農園コーヒー

ワイアハリバー農園コーヒー

販売価格(税込): 972 円

クニタケファミリーが運営する日系農園。100年以上前の木からなるコーヒーは熟成された味わい。

コモ農園コーヒー

コモ農園コーヒー

販売価格(税込): 972 円

河面(コモ)さん夫婦が運営する日系農園。とても丁寧に豆を選別するため大粒のサイズが特徴的

クニマル農園コーヒー

クニマル農園コーヒー

販売価格(税込): 972 円

姉弟で運営する日系農園。サウスコナに位置する農園は肥沃な土壌からは甘みのあるコーヒーが収穫される。

ダグ&ローラ農園コーヒー

ダグ&ローラ農園コーヒー

販売価格(税込): 972 円

ダグ&ローラ夫婦が運営する農園。若い木からなるコーヒーの味はキリッとした味わいが特徴的。

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